20代でした。
診察室で、そう言われました。
言葉の意味を理解するのに、少し時間がかかりました。
頷いた記憶はあります。でも、そのあと自分がどうやって家まで帰ったのかは、いまだに思い出せません。
しばらくは、誰にも言えませんでした。
友達の妊娠報告に「おめでとう」と返しながら、スマホを置いたあと、しばらく動けない。そんな日が続きました。
私の体は、私のものなのに。
どうにもできない。何が悪かったのかも分からない。
ただ、自分を責めることだけは、いくらでもできました。
自分の体質を、はじめて
自分で読んだ日でした。
実はその頃、私はすでに四柱推命と陰陽五行を學んでいました。
でも、どこか他人事だったんです。人のことは読めるのに、自分の命式は、ちゃんと見たことがありませんでした。
ある日、逃げるのをやめて、自分の体質を読んでみました。
そこに書いてあったのは、驚くほど今の私そのものでした。冷やしてはいけない質。溜め込むより、まず出すことが必要な質。
「あぁ、私がやってきたこと、全部逆やったんや」
体に良いと言われることを、片っ端から試していました。
でもそれは、私の体質には合わないものばかりでした。頑張っていなかったんじゃない。頑張る方向が違っていただけでした。
そこからは、やることを変えました。
朝の白湯。毎日のお味噌汁。旬のものを、旬に食べる。
自分の体質に合わせた食養生を、ただ淡々と続けました。
同じ頃に出会ったのが、1億年前の植物が土に還ってできた植物性ミネラルでした。
どれだけ丁寧に食べていても、その食べ物を育てる土そのものが痩せていたら、届くものは届きません。
足りていなかったものを、体に返す。私がしたのは、それだけです。
劇的な出来事は、何もありませんでした。
ただ、季節の変わり目に寝込まなくなった。朝、起きるのがしんどくなくなった。そんな小さな変化が、ゆっくり積み重なっていきました。
そして数年後。
私は3人の子どもを、年子で授かりました。
今でも思います。
あのとき誰か一人でも「あなたの体は、こういう傾向があるよ」と教えてくれていたら。
私はあんなに長いあいだ、自分を責めずにすんだのに。
だから今、あのときの私と同じ場所に立っている方に、伝えたいんです。
知ることは、責めることをやめる第一歩です。
そして、そこからしか始まらないことが、確かにあります。